お客様支給の生地(帯)による張替

お客様の思い出がたくさん詰まった椅子ですが、座るとぐらぐらする上、張地の劣化が顕著になってきたため、修理を承りました。修理内容は張地張替・鋲交換・クッション材交換・木部補修です。なお、張替の生地はお客様から支給された帯でした。

ビフォーアフター

修理前

修理後

修理前(座面)

修理後(座面)

修理の特徴

お客様支給の帯

張地:帯
椅子の座面より帯の幅が狭いため、帯の柄のある部分とない部分をジョイントしています。正面から見て、背もたれと座面のジョイント位置がずれないように張りました。

店主のコメント

家具職人もご多聞に洩れず高齢化しているのですが、修理に関してはベテランの職人さんの出番は沢山あります。
一般的に修理の依頼がある家具は、新しくても15年位は経っており、この椅子のように数十年前に作られたものもあります。
家具はほかの産業と違って大きな技術革新はあまりないのですが、時代により作り方や材料も少しずつ変化しているので、修理品と同時代の家具の製造や修理に携わった職人さんは、ちょっと上手な気がします。