ウィンザーチェアの修理

ウィンザーチェアは座の板が割れると背や脚が連鎖的にゆるむ構造です。
木部全体を組み直し、張地とクッション材、鋲(びょう)をリニューアルして、新たに生まれ変わりました。

ビフォーアフター

張地張替・クッション材交換

写真では新旧の違いが判らない位似ている合成皮革の張地です。

鋲の交換

背もたれに沿って一つ一つ打ち込まれた鋲は縁起の良い亀甲模様です。

座の接着

座を裏から撮った写真です。
接着が弱くなったために開いてしまったジョイントを接着しました。

脚の接着

座から外れかけている脚をつけ直しました。

店主のコメント

イギリスで生まれたウィンザーチェアですが、原点は農民の普段使いの椅子です。
近所でとれる木が脚や背となり、わらを座に用いて椅子を組んだそうです。
不具合は頻繁に起こるもので、修理は日常的なことだったのではないかと思います。
きっとこんな先人達の生活が、イギリス人が現代でも古い家具を直しながら使い続けることに繋がっているのでしょう。