まさにオーダー家具!ホームシアター用壁面収納

リビングルームに設置したホームシアターのための壁面収納です。
何をどこに置いてどのように使うのか、お客様のホームシアターのイメージが機能的に具現化されています。
壁全体を覆う大型家具ですが、圧迫感を感じることはありません。
機能性と落ち着きを兼ね備えたオーダー家具のお手本です。

家具の特徴

機器類を置く場所からデザイン
お客様が詳細まで吟味され、デザインされたのがこの家具です。
使用する機器類の形・大きさ・操作方法などが考慮され、家具のどこに置くのが望ましいかが検討されています。
その上で、家具を置く場所の広さ・材料・製造技術などの条件が加味されてデザインができあがりました。

配線がきれいに、スムーズにできる工夫
機器類は配線がつきものです。
機器収納のデザインでは、線が目立たないことと機器交換時の再配線がスムーズにできることが大切なポイントです。
そのために、家具には数箇所の孔(あな)があり、内部で配線が処理できるようになっています。

家具でコンセントが隠れない加工
壁のコンセントを隠してしまう側板(がわいた)の一部を切り抜きました。
切り抜いた側板の断面もきれいに仕上げてあります。

端正な素材と色
ナラ材の柾目(まさめ)は木目が平行に整っているため端正な印象です。
アンバー系の塗装色がお部屋を落ち着いた雰囲気に演出しています。

仕 様 ナラ材ウレタン塗装
サイズ W2518×D550×H2083(mm)

店主のコメント

家具はほとんどが設置現場でなく工場で作られます。完成した家具はトラックで運搬し、室内へは手運びされます。そのため、大型家具の場合は大きさや重量を考慮したいくつかのパーツに分割して作られ、設置場所で組立てて完成となります。
パーツをどのように分割するかはケースバイケースですが、この家具はすべてのパーツを板状で作り、設置場所へ運び入れて組立てました。この方式は家具の縦や横の板(構造材)が二重になる箇所を少なくできる利点があります。気づかれにくい点ですが、ちょっとしたこだわりです。