ダイニングテーブルの使いやすい高さは?

家ではもちろん、レストランや図書館などで「このテーブル、作業しやすい」とか「使いにくい」と感じることはありませんか。テーブルの使い勝手の良さは、テーブル自体の高い・低いだけでなく、テーブルと椅子の高さの関係によって決まります。

【この記事でわかること】
●使いやすいテーブルの高さは?
●テーブルに合う椅子を購入するには?
●理想的な椅子とテーブルの高さは?
●まとめ

●使いやすいテーブルの高さは?
家庭で最も活躍するテーブルは、食事をとったり、簡単な作業をしたりするダイニングテーブルだと思います。このダイニングテーブルで食事がしやすい高さは「差尺(テーブルと椅子の座面の高さの差)が座高の1/3」と言われています。

 

●テーブルに合う椅子を購入するには?
具体例として、既に持っているテーブルに合わせて椅子を買う場合を考えてみましょう。
今回は身長165㎝前後の人をモデルにして、仮に座高87㎝・下腿高41㎝とします。
そして、持っているダイニングテーブルの高さは70㎝と仮定します。
さきほど説明した、ダイニングテーブルの理想の高さは「差尺が座高の1/3」でした。
今回は座高が87cmですから、その1/3は29cmで、これが理想の差尺になります。
ダイニングテーブルの高さは70㎝なので、70㎝-29cmとなり、椅子の座面の高さは41cmがちょうどいい、ということになります。

●理想的な椅子とテーブルの高さは?
先ほどはテーブルの高さ優先で椅子の高さを決めましたが、より使いやすいセットにするにはご自分の体型からまず椅子の高さを決め、その後テーブルの高さを決めます。その場合は、まずしっかりと足の裏がつく椅子の座面の高さを決め、次に座高から差尺を出し、テーブルの高さを導きます。
下腿高41㎝のモデルの座りやすい椅子の座面の高さは下腿高-1cmで、40㎝です。
先ほど求めたように、理想の差尺は29㎝なので、40cm+29cmで、69㎝がバランスのよいテーブルの高さになります。

●まとめ
ちなみに、テーブルの高さは2cm変わると違いがはっきりわかるそうです。
このモデルの場合、テーブルの高さを67cmにすると少しゆったり、逆に71cmにすると少し窮屈に感じると思います。
安藤家具ではテーブルと椅子の高さについてもしっかりとご相談をお受けしています。
ぜひご来店いただき、実物でもお試しください。
頻繁に使う椅子とテーブルだからこそ、自分が使いやすい高さのものを選ぶことをおすすめします。